憧れのリカちゃん~父の思い出~

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子どもの頃

リカちゃん人形が欲しかった。

 

「リカちゃんハウス」は垂涎の的

 

白亜の豪邸に住まう

裕福な家のお嬢様

リカちゃん

に、昭和の娘たちは恋い焦がれた・・・。

 

 

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今は

真央ちゃんバージョンが

大人気らしい・・・

 

少女の憧れも時代を映すね・・・。

 

ところで、

女の子の遊び、

着せ替え遊びやままごとは

定番中の定番

 

中でもリカちゃん人形で遊ぶのは

極上のひと時だった。

「リカちゃんハウスを買ってもらった」

友人の家に

様々な人形を持ち寄ったものだ。

 

(そうそうその当時、ノートの裏表紙に

切り抜いて使う、着せ替え人形の絵が

あったり、切り抜き着せ替え人形

のブックレットが売ってたりした記憶がある。)

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ところで・・・

私は特に駄々をこねたという記憶はないのだが、

「リカちゃん人形」が欲しい、と言ったのかもしれない。

 

ある時、父が出張から帰ってきて

お土産に

「リカちゃん人形買ってきた」

と、渡してくれた。

 

もう、飛び上がんばかりに大喜びで、

「わ~い!!わ~い!」

と、はしゃいだことを覚えている。

 

長方形の包みをワクワクしながら

ほどいて、ほどいて・・・・

 

箱の窓から

赤いドレスが見えた!

ステキ!

ドレスのリカちゃん人形だ!

 

お父さんありがとう!!!

 

ドキドキ!!

 

包みをほどいて、ほどいて・・・・・・ほど・・いて・・ん???

 

 

 

が~ん!!! ('Д');

 

なんということでしょう!

 

なかからでてきたのは

リカちゃんではなく

 

カンナちゃん

だった。

 

バービー人形ですらない

"カンナちゃん"

ご存知の方いらっしゃいますかね・・・・。

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だいたい、

リカちゃんやらバービーやらを

既に持っている裕福な子供が

 

リカちゃんやらバービーやらの

「おともだち」として

2体目に買い与えられるという

位置づけの

カンナちゃん・・・

(同じ立ち位置には他に、

すみれちゃんとかスカーレットちゃんとかもいたような・・・)

 

それまで「大好き♡お父さん♡」

だったのが

「何故だ!と~ちゃん!」

と恨み節・・・・

 

しかし・・・

包みを開けてさらに喜ぶであろう

娘の顔を期待している

父に気を使って

 

にっこり笑って

「ありがとう!」

と、言ったわたし。

 

健気だったな~

 

 

だいたい我が家では

こういうことはよくある

 

本物だと思って

買ったら、

よく似た類似品・・・

ど~りで

若干安かったもんね www

(かつてのヤクルト事件でもヤクルトが格安のカツゲンになっていたし)

http://blog.hatena.ne.jp/mEgao/megao.hatenadiary.jp/edit?entry=10328749687223308406

 

 

きっと

父は本当にリカちゃんを買いに行ってくれたのだ。

娘の喜ぶ顔を見たくて。

 

おもちゃ屋に入り

人形がならぶコーナーに行ったのだろう。

 

父親の目には

人形はどれも同じ顔に見えたに違いない。

ドレスの色、着ている衣装の違いは判る。

 

「どれにしよう

そうだ

赤いドレスがいい」

と思ったのかもしれない。

 

いや・・・・ちょっと待てよ・・・あの父のことだ・・・

人形=すべてリカちゃん だったに違いない

 

「いっぱいあるな、リカちゃんって・・・

どのリカちゃんにするか・・・

お?これはちょっと安いな」

だったかもしれない・・・あり得る

 

 世のお父さんたちには

娘の希望は微に入り細に入り

聞き取り調査をしてほしい・・・

 

 

それはさておき、

暴君で風変わりで嫌われ者だった父だったが

私は、きっとそんな父に

可愛がられていたんだろうな。

 

そりゃあ

納得いかない扱いも受けたし

理不尽極まりない!と随分恨みもしたけれど・・・・。

 

よくよく

振り返ってみると

不器用な父は父なりに

一生懸命だったんだな。

と、思う。

 

お父さん

ありがとう

 

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たくさん愛してくれてありがとう。 天国に行っちゃう前に気づかなくて ごめんね。